最初から断っておきますが
温度は日本の気候では防げません。
以前ブログで紹介したように夏場は日当たりのいい面は50度、
屋根裏は70度にもなります。
木材腐朽菌は、微生物ですので、空気中に満遍なく存在しています。
これも防ぎようがありません。
湿度はコントロールできます。
湿度をコントロール?、、、といっても
機械をいれてとかではありません。
実はとても簡単です。
木材は濡れない限りは、一定なんです。
どんなに梅雨時であってもそれほど高くなりません。
普段の木材の水分量は15%程度。
ですが木材が雨漏りなどで濡れ続けていると
40%とか50%になります。
こんな状態だと
空気中の腐朽菌が柔らかくしてくれます。
加えて温度が高くなると、菌の繁殖は活性化しますので
そのままボロボロになっていきます。
ちなみに、、、この状態。あの白い虫が大好きな状態です。
腐朽菌までならいいかもしれません。
シロアリはそんな家を喜んで喰いつくしてくれます。
水を入れないのが鉄則ですが、人間に完璧はありません。
完璧な止水をするなら船のようにつくるしかありませんが
それでもメンテナンスしなければ船も漏るわけですから、、、
結局メンテナンスに手間をかけない限り
美しさは保つことはできません。