嶋崎工務店ブログ

長崎には気持ちよく仕事できる環境こそが必要です。

今日は私が大学の先生という立場からちょっとお伝えしたいことがあります。

 

「安かろう良かろう」はまず存在しません。

もしあるなら、中間マージンをカットして
直接施工をするところにお願いする以外はないのは
あなたもご存知かもしれません。

 

安いということは、マージンをカットしない場合は
手間をカットするか、材料の品質を落とすか、
そのどちらかしかないわけです。

ベテランを使わず、経験もソコソコのニーちゃんたちを使えば安くは上がりますが
変なところに釘をうったり、汚したり、マナーが悪かったり。

 

後で誰だってクレームを
言いたくなるようなことも少なくありません。

 

建築業界の社会的構造が問題です。

 

建築業界は、元請けから下請け、孫請け、ひ孫請けなどと呼ばれるように
たくさんの人たちが関わっています。

 

たとえば、住宅メーカーだと自社で施工はしませんから、
下請けの工事会社にしてもらいます。

 


そこもまた職人がいる下請けや、
個人でやっているところに仕事をしてもらうのも珍しくありません。

 

 

ですが、あなたがたくさん払ったとしても、
元請け、下請けと中間マージンで引かれると、
現場を実際にやる職人さんたちにまで
お金がちゃんと回っていないことも珍しくありません。

 

そんな中ではボランティア的なサービスとして
仕事なんてできるはずがありません。

 

もしもあなたが、毎回十分なお金なり
保障を取引先から受けられていないとしたら
それでも頑張るでしょうか?

 

少ない賃金しかもらえない現場の人たちは、
なんとかして手間を省いてスピード勝負しなければ
仕事をするほど赤字になってしまうという構造なんです。

 

社会貢献としての休日のボランティアならまだしも
はたして赤字を垂れ流しつづけることをやれるでしょうか?

 

このままでは長崎の産業自体がダメになります

 

大手だから安心。というのは幻想に過ぎません。
むしろ大手の下で働いている現場職人さんたちは
疲弊しているのが長崎の現状です。

 

このままでは、長崎の産業自体が
立ちゆかなくなる日も遠くはないのです。

直接あなたの住まいの悩みには関係しませんが、
喜んで仕事に携わる環境なのか
疲弊して空っぽの人形として仕事をするのか。

 

どっちが気持ちいいものが仕上がるかは明白ですよね。

 

私が建築に携わっている理由の一つでもあります。