雨漏り部分をそのままにしていては
どんなに綺麗に塗っても意味がありません。
塗装屋さんがやりがちなのは、塗装の塗膜で雨が入らないようにするやり方ですが
結局入り口を明確にしないまま、
「多分これでとまるだろう」
で急いでやっつけ仕事をしてもうまくいくはずがありません。
すぐ見て原因がわかるものもあれば、
わかりにくいものもあります。
塗膜は所詮塗膜にすぎません。
水が侵入すると、逆に吐き出そうとして
「ふくれ」の原因になります。
水ぶくれのようにふくれて乾燥して剥がれていきます。
外壁の不具合で、帯板部分にふくれや剥がれが見られますが
その原因は雨水の染み込みと吐き出しによるふくれが原因です。
その原因を止めずに、またすぐに塗装だけしても
それではうまくいきません。
せっかく塗ったのに3年もせずに剥がれて
みすぼらしい姿になってしまいます。
安い塗装工事では、そこまでの手間はかけられませんので
不具合に気づいても塗って誤魔化すことも珍しくないでしょう。
とりあえず塗ってしまえば一、二年は綺麗ですから
わかりません。
結局、そんな不具合まで塗装だけで処理されても
雨漏りのストレスは消え去ることはありません。
気づいたときには劣化が進んだときですので
注意が必要です。